緊張ちゃんとゆるみちゃん

ツンデレ隠居系女子の日記/東京→北東北に移住4年目

逃げること

2つくらいを同時並行してやってる状態になると落ち着く。一つ一つはとても心細くて不安で、いや、むしろ取り組む価値があるとかそういうレベルにも満たないものだったりするのだけど、

一つだけに取り組むことで生まれる不安から、わたしはもう一つに取り組むことで不安をまぎらわせることができる。


山歩きも、エスケープルートを事前に決めていると、いざへばったり天気や状況が変わったら、こっちにも抜けられるって思えると、「エスケープルート=逃げ道」という消極的な表現ではあるけれど、

むしろ「逃げ」の逆説的効果か、本来の計画に集中できるし、落ち着いて歩くこともできるし、もしそうじゃなくても、「逃げ」本来の意味じゃないけど、逃げ道に行けばいいだけだから、

どちらにしても、別に驚くことも落胆することもなにもなくて、シンプルでいられるのがいい。


話はそれたけど、それは「不安」×「不安」=ゼロになるって発想だからだろうか。


なぜだか不思議だけど、不安なことを(いや、別にたいして不安にもならなくてもいいのは分かっているけど)、このままでいいのかしら、ってやっているときは、どこを歩いているのか、ペースも、方向感覚も分からなくなる。


(一つのことを突き詰める集中力や気力や体力がまさっているときはいいけど、すべてがすべてそうとはいかないときもあるし)


だけど、それと比較する、というか相対的に見られるなにかもう一つを設定してあげることで、「それ」の輪郭が見えてくるとも言えるし、だけど「それ」と向き合うことを放棄した逃げともいえるし、うーん……