緊張ちゃんとゆるみちゃん

ツンデレ隠居系女子の日記/東京→北東北に移住4年目

変な出来事3つ

昨日起こった変な出来事3つ

 

①お部屋で大事に育てていた福寿草が、開花直前のつぼみをぽろっと落とし、お亡くなりになる。歯が突然ぽろっと抜け落ちるかのように。その瞬間を見た。

 

黄色い花が顔をのぞかせるときを心待ちにしながら、一緒に厳しい冬を乗り越え、春を待とう……そんな希望をかんじて出会った鉢植えだったけど、春を待つことなく力尽きてしまった。

だけど、まだ2つ、土の中に埋まっている子がいる。めげずにもう少し待ってみようと思う。

 

追記:土をほじったら、2つの子もすでに土の中で枯れていたことがわかった。ぽろぽろと手のなかで崩れていきました。さようなら……。

 

秋田駅の目抜き通りを歩いていたら、後ろからカラスに襲撃される……というか、カラスが間違ってわたしの頭に着地した。そして、わたしの頭を踏み台に、また空へと飛んでいった。

 

一瞬、頭上から雪の塊でも落ちてきたのではと思ったのですが、まさかカラスだったとは……。

 

たしかに、わたしは久しぶりの街へのお出かけだったから、普通の人間らしくないところが多々あったんじゃないかと思った。カラスに止まられるくらいだから、きっと木と間違えられるような、人間とはちがったオーラを発していたのではないか。

 

見えるものには見えていて、そのにおいを嗅ぎつけてよってくるのだと思う。気をつけて歩こうと、気を引き締めた……

 

③……矢先に入ったゆうちょ銀行の個室ATMでお金をおろし、記帳をしているところ、外から若い男が入ってきた。

外は吹雪いて寒いから中に入ってきて待とうとしてるのかなあ、この人きっと急いでるのかなあ、早く操作しなきゃなあ、

だけどそうやって後ろに立たれるのプレッシャーだしうざいんだよなあ、などなどと思いながら、

操作を終えて、いそいそと「お待たせしてすみません」って扉を開けようとしたら、なんと、扉が開かない。

 

わたし、扉をちゃがちゃする。

 

男「開かないねえ」「鍵がかかってるねえ」

 

と真顔で言われ、いつのまにかわたしは男に鍵をかけられて、ATMに閉じ込められているという状況であることを理解する。

 

秋田駅の目抜き通りといえども、ビジネスマンでにぎわう平日とちがって、土日は閑散として寂れている。けっこういい死角になっていた。

 

だけど窃盗目的というかんじではなくて、そのおかしなしゃべり方を聞いて、あっちじゃなくてそっち系だなと思った。

 

わたしも真顔で「そうだねえ、鍵がかかっているよねえ、開かないねえ、困ったねえ」と返すと、男は自分で閉めた鍵を、自らあけて、得意げな表情になった。わたしは、「(開けてくれて)ありがとね」と言って出てきた。

 

それにしても、②③の出来事があって、ねーねーさっきこんなことがあったよーみたいにしゃべる家族のような人もわたしにはいないし、仮にいたとして、この不可解さの説明はうまくつかないような気がした。

 

なんだかこのままもやもやしたものを抱えて約束の場所に行くのは、不吉だ……気をつけなさいというなにかの啓示なのか……そんなに、カラスやそういう人に付け狙われやすいよからぬ波動を発しているのか……とか思ってしまって、その足で駅前の交番まで行って、あらいざらいあったおかしなことを話そうと決めた。

 

こういうことがありましたので、みなさまで共有くださいませ。わたしは幸い、なにも被害はありませんでしたけど、ほかの利用者がそのような状況になってなにかあるとも限らないし……と、発生時刻やら男の人着やら、一通り話してちゃんと対応していただきました。

 

お巡りさんからは、「正直いってこのへんは、頭のおかしい人がとっても多いです。ここはバスも止まるし」と説明を受けました。

 

わたしは警察にかかわる仕事をしていたこともあって、精神障害者にたいしては、すべて「どうせ頭のおかしい人のしたことだから」というふうな扱いによっぽどな凶悪犯罪ではない限り処理されて終わるというのは見てきたし、

頭のおかしい人がおこしたものまでまともに取り合っていたら、実際たくさんありすぎてきりがないのもあるかと思います。

 

それはそうとして、土日には、出かけるとしたら、閑散とした駅前の目抜き通りで、ATMの利用客を鍵をかけて閉じ込めて、驚かすくらいの遊びしか居場所というか、遊びがないなんて、気の毒なものだなあと思いました。行き場のない移民のわたしも似たようなもんだわ。

 

そして、平日は近くのビジネスマンでにぎわっている場所が、土日にはこんなに閑散としてしまう……というのは、中心市街地がイオンモールとかの郊外にある地方都市によくある光景なのだけど、これはねえ、ほんとうにさみしいものがありますね。

 

まさに車社会の弊害ですね。

 

車を持てるものは郊外のイオンモールに行くけれど、生活保護だったり貧しくて車を持てないものは、バス(バスは障害者は半額)の終点である秋田駅へと流れ着くしかないという。

 

以前、バスを利用する機会があったのだけど、止まる先々、いろんな精神病院の近くの停留所から、外出許可を得た入院患者らしき人が乗ってくるか、高齢者がほとんどでした。1時間に1本あるかないかの不便なバスでありながらも、それしか足がないというのは、結局はそういうことになるのかなあと。

 

たしかに周りを見回せば、そういう人たちが土日は駅周辺にほんとうに多いのが目につく。だけどほんとになにもないので、たしかにATM閉じ込めごっこをして得意げになるのが、

もっとも楽しい遊びになるのも分からなくもない。

 

とはいえ、警察には、そういった今回のようなおかしな発生を、

精神障害者事案だからどうせ検挙もできないし……一応、受理して共有する、というだけに終わらせてしまうのではなくて、

そこは仕事の範疇ではなくなってしまうのだけど、そうやって彼らが野放しにされてしまわずに、病院と連携をするようななにかがあればいいとは思います。むかしは病院も患者の外出にも、ワーカーさんが同行する余裕とかもあったそうですが、いまは書類が忙しくて、とてもそんな牧歌的な時代ではなくなった……なんて声を聞きます。全国的になんでしょうけど。